フライバックトランスの交換

(1) 準備するもの

1.半田こて

   40W(○) 30W(△) 20W(×)

  ワット数の小さいもは半田が吸い取れません。

2.半田吸い取り線

  半田吸い取り線がない場合はTVの
アンテナ線に使っている、 同軸ケ
ーブルのシールド線でも使える。

3.半田

 

(2) スクリーングリッド線(細い方の線)のプラグの交換

マイナスドライバを溝に指し込んで、何回か回すと、中の爪が戻り、抜けるようになる。

交換後、プラグに戻すとき、爪を戻して、また、抜けないようにする。

 

(3) FBTの外し方

半田吸い取り線を使って、半田を吸い取る。吸い取り線がある程度半田を吸い取ると、吸い取る力がなくなるので、まだ少し半田が残っている状態で、半田を吸い取った部分を切り取り新しい吸い取り線で、残りの半田を一気に吸い取る。

(4) FBT交換後の調整

FBTにボリュームが2つついており、1つが焦点調節、もう一つがスクリーン電圧調節用です。

スクリーン電圧は輝度を調節します。

通常は左いっぱいに回しており、SWを入れても画面がでません。適当な明るさになるまでボリュームをまわします。

(5)高圧に注意

10分くらいは電圧が抜けません。

アノードキャップ(黒いゴム)をつまむようにして外すと安全。

 

(6)組み立て後の注意

組み立て後SWを入れる前に、ばらした時のコネクタが全て元通りになっていることをダブルチェックしてください。特にアノードキャップには念を入れてください。一番目につく所にありますが、よく忘れます。他のコネクタは忘れていても、これだけは絶対についていることを確認してください。これが外れていると、スパークが走り一発で壊れます。

(Tips1)

FBTのスクリーン、フォーカス線がCRTのネックに近づいていると、画面がノイズでちらつくので、セットアップ時には離すようにする必要があります。(今まで全く気にしていませんでしたが、画面がノイズでちらつくので原因を調べていたら、線が近づいているのが原因でした)

 

(Tips2)

iMac 233には水平位置をハード的に調整するSW(上図)がついていますが、SWの位置は左側に倒さない方がよい。傍についているコンデンサは耐圧25Vものを使用しているが、これに120V程度の電圧を加えているので、パンクしてその先に繋がっている330オームの抵抗が切れることがある。水平位置はコントロールパネルのモニタで調整可能であるので敢えてこのSWで動かす必要はない。

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